2010/04/27

本 「真昼なのに昏い部屋」


江國 香織さんの新しい本、読みました。

いい っ !!
すばらしいもの買っちゃったな・・・という気持ちでほくほくと満たされてます。

ハードカバーの本はめったに買わないんですが(本棚がぱんぱんだから)朝日新聞に出てた広告を見たら、読みたいっ!てなって、装丁も美しいので珍しく買っちゃったんでした。

まず文体が好き。
きれいなことばを丁寧に、まるで児童書のような文体です。
それでいて恋愛のいろんなひだを、想像力を駆使して描きつくしてる。
みずみずしくて、新しくて、活発。
恐れてない、勇敢な文章だと感じます。

最近わたしが思ったこと
— 経て、変化して流されていくなあ。いやだ。ここにいたいのにな —
それと、物語の最後のあたり、リンクしてるなぁと思いました。
冷静に考えると、変化していく方がいいことだよと思うのですが、やっぱりせつないですね。

江國さんの本で好きな本、いくつもあるけど、一番好きかもしれない
おすすめです♪